前回のONEFESの後に金沢のミリオンロックに参加していたけれども、写真があまりなかったので割愛させて頂く。
今回も大分日が開いてしまって申し訳ないのだけれども、先週の土曜日に、10-FEET主催の京都大作戦の3日目に参加してきた。
実は去年も参加予定だったけど、豪雨の為に泣く泣く中止に。そこで去年開催できなかった分の2日分を今年に持ってきて、史上初の4日開催となったのだ(6/29,30,7/6,7の開催)。
地元から高速バスに揺られて、5時過ぎに到着。
どんよりとした天気の響く都。

俺は京都駅に着いたら取りあえず第一旭のラーメン!

というわけでラーメン屋に向かうも…
「開店時間が5:00から6:00に変更になりました」
流石に1時間並ぶのもアレなので、京都駅のトイレに行って、歯磨きとヒゲを剃ることに。その後は京都駅周辺をブラついて、5:30くらいから再び並ぶことにする。すると、既に20人以上が並んでいた。流石は人気の朝ラーメンだけはある。
20分くらい待っていたらようやく店内に案内された。今回注文したのはこれ。
特製ラーメン(サイズは普通)。写真には写っていないが、ビール小もある。

相も変わらずこってりしすぎない絶妙なスープと、豊富なチャーシュー。京都に来たからにはこれを食さずにはいられない。
食べ終わってからはシャトルバスを待つために、京都駅南口のバス乗り場へ。並んだのは約20分くらいだろうか、思ったよりもスムーズにバスに乗ることができた。
シャトルバスに揺られること約50分。ついに念願の太陽が丘の公園に到着する。だが、ここにきて急にトイレに行きたくなってしまった。とはいえ、会場に入るまでずっと並んで待たなければならない。
いつもはトイレに行くのに我慢できない俺だけど、この日は何とか耐えることができた。ゲートオープンまでの大体1時間弱だろうか。これも京都大作戦のテンションのお陰なのかもしれない。
ようやくやってきたぞ、京都大作戦。

万能札(チケットがカードになっている)のチェックを終えて、トイレを済ませたらまずは喉を潤すことに。そこで目に入ったのが、京都大作戦限定のタピオカミルクティー。
人生初のタピオカ、いただきます。

最初はどんな珍味だろうかと覚悟を決めて飲んだけど、タピオカがもちもちしていてほのかに甘くて美味かった。ストローで吸っていたら口蓋垂(通称のどちんこ)にヒットしそうになるので、上手く舌を使ってガードしながら飲んでいた。丸飲みしていたら喉に詰まる危険もありそうなので、しっかりと噛み切って食べたほうが無難だろう。
その後は周辺を散策。
会場唯一の屋内施設の鞍馬ノ間。ここではバスケの試合が行われる。

男前豆腐も出店ブースを構えている。

荷物をクロークに預ける前に、友人からグッズ購入を頼まれていたのでオフィシャルグッズの列へ。こちらは1時間弱並んで、目当てのやつが買えた。その後はクロークの列に並んで手荷物を預けて、メインステージ源氏ノ舞台に向かう。
メインステージではトップバッターのキュウソネコカミが演奏していた。後ろの方で少しだけ観たけれども、「トシローさん」をやってくれたのが良かった。
京都大作戦のフードエリア。Dragon Ashの桜井氏プロデュースの「桜井食堂」は常に長蛇の列だった。

お次はFive State Driveを観るためにサブステージの牛若ノ舞台に向かう。Five State Driveは初めて観るバンドだったけど、スカパンク調で踊れるバンドだ。KEMURIとかが好きな人はハマるだろう。
Five State Driveを観た後は疲れたので鞍馬ノ間で休憩。イスエリアはみんな埋まっているかなと思っていたけど、思いのほか空いていた。イスでウトウトしていたら、何と10-FEETのメンバーが登場して、フリースローをやって盛り上げていた。ロックフェスとバスケのコラボというのがまた面白い。
鞍馬ノ間の座席から。本当に涼しくて快適なエリアだ。

やっぱりビールは欠かせない。

休憩を終えると、再び源氏ノ舞台に戻ってThe BONEZを観る。1曲目の途中からだったけど、何とか最前のエリアまで行くことができた。やっぱりお約束のダイブ&モッシュの嵐で観客を佳境の渦に落とし込む中、「Place of fire」をドロップする。そこで俺のリミッターは外れてテンションがMAXになり、気付いたら観客の頭の上にいた。
最後はSUNTOWNできっちりと締めて、貫禄を見せつけてくれた。
BONEZが終わっても休むことなく、再び牛若ノ舞台へ戻ってBUZZ THE BEARSを観る。「サンライズ」、「クライマー」といった懐かしいナンバーを演奏しだすと、観客はダイブという形ででこれでもかという勢いで応えていく。そこに更に「光り」までドロップされたら観客のボルテージは限界突破するに決まってるじゃないか。
勿論昔の曲だけじゃない、「ライブハウス」という新曲も披露した。俺も含めて観客全体がヘバり気味なった時に、「約束」イントロが流れる。観客の大合唱が始まり、中には泣き出す人もいる。そしてサビになると観客の感情が一気に爆発し、ダイバーの嵐に。その勢いをそのままに、ラストは「雨」で締める。個人的には久し振りに観るバンドだったけど、改めて観客を泣かせるエモーショナルなロックバンドだと感じさせられた。
BUZZ THE BEARSを観た後は小腹が空いたのでフードエリアへ。丁度その頃源氏ノ舞台ではウルフルズが演奏しており、「バンザイ~好きでよかった~」が流れていい雰囲気。その後の「ガッツだぜ!!」が中年の俺としてはグッときた。
その時に食べた大きなチキン。意外と細かい骨が多くて、噛み切りにくいのが難点だけど美味い。

フードエリアをウロウロしていたら、JOYSOUNDのブースに多くの人だかりが。流れているメロディーはサザンオールスターズの「いとしのエリー」だ。それを歌っているのは何と10-FEETのコウイチだった!「ソォースウィ~ト~♪」のところがやけにエモくて、見事な歌唱だった。
次は源氏ノ舞台にてDragon Ashを観る。一発目の曲は何と10-FEETの「under the umber shine」だ!
いくら10-FEETとの繋がりが深いといってもこれを演奏するとは驚きだ。続く曲もこれまた驚きで同じく10-FEETの「2%」だ。どれだけ愛が深いのだろうか彼らは。
「Fantasista」、「百合の咲く場所で」、「LILY」といった名曲を並べ、最後は10-FEETの「RIVER」を繰り出す。ゲストでSIMのMAHもやってきて歌いだしたり、KJが客席にダイブして泥んこになったりと賑やかかつ、絆を感じさせたライブであった。
次はEGGBRAINを観る為に牛若ノ舞台に。EGGBRAINといえばしばらく活動休止になったけど最近になって完全復活して話題のバンドだ。「CROSS THE SKY」の軽快なサウンドでスタートを切り、牛若ノ舞台の観客たちをカチャカチャにし出す。
モッシュ&ダイブでズタボロになった時、「VITAMIN」のイントロが流れる!後はどうにでもなれ!という勢いで俺も暴れたし、観客もダイバーの上にダイバーが重なるくらいの盛り上がりっぷり。ガタイのいいセキュリティ達もどうすりゃいいんだ状態だ。
中でも印象に残ったのが、MCで話していた「10-FEETに恩返しをする為にも、次は源氏ノ舞台で演奏したい」というところだ。源氏ノ舞台をカチャカチャに盛り上げる日を是非とも見せてほしい。
EGGBRAINが終わって、次のMAN WITH A MISSIONを観る為に再び源氏ノ舞台へ。一体何往復したのだろうか。俺が到着するころには既に演奏が始まっており、「FLY AGAIN2019」が流れていた。
もうテンションMAXになっているにも関わらず、「databass」で容赦なく仕掛けてくる。俺は残念ながらその時トイレにいて乗り遅れたのが悔しい。本当は最前で楽しみたかったけど、あまりにも人が多すぎて断念し、後方で酒を飲みながら観る。最新曲の「Remember Me」からラストの「Emotions」まで披露し、ワールドワイドに活躍する実力を見せつけた。
そして最後は源氏ノ舞台にて主催者であり、大トリの10-FEET。登場曲の「そして伝説へ」が流れると観客の歓声と共に荘厳かつ神聖な雰囲気に包まれる。
おびただしい10-FEETタオルが掲げられた中、繰り出された曲は「ヒトリセカイ」だ。全体をしっとりと、伸びやかに包み込む。TAKUMAの「友達を呼んでいいかな?」と切り出すと、あの2頭、MAN WITH A MISSIONのジャンケンジョニーとトーキョータナカが登場し、「super stomper」で観客が一斉に飛び跳ねる。
どこか温かい関西弁ラップ調の「1size FITS ALL」、最新曲の「ハローフィクサー」を繰り出し、京都作戦ではお馴染みの大阪籠球会をゲストに迎えた「goes on」で観客を一気にヒートアップさせる。
そんな熱狂な会場を今度は「太陽4号」でガラっと空気を変える。歌詞の中の「まあいいやが増えました」で絶妙に引き込まれる。
そんな温かい空気になったかと思いきや、今度は鉄板の名曲「RIVER」をドロップして観客の感情を爆発させる。盟友のKJも途中で登場してきて、観客のスマホを掲げさせて天の川を作らせたりとここでも絆を見せつけられる。最後は「蜃気楼」を演奏して観客と見事な一体感を生み出した。
その後のアンコールでは、藤井フミヤの「TRUE LOVE」で観客と大合唱して、お次の2%では何とTAKUMAがベースを、NAOKIがギターを弾くという型破りな演出を見せつけてくれる。しかも最後までかりと演奏できてるし 笑 TAKUMAのNAOKIに対しての「ベース弾けんわ!」「こんな重いモン持ってグルグル回ったりとかアホちゃうか!?」というMCも絶妙だ。
そしてアンコールのラストは、「その向こうへ」。ここまで温かく、激しく、熱く揺さぶられた時にこんな曲を投下されては観客は皆テンションが上がらないはずはない。俺も途中で落ちそうになりながらも観客の上をゴロゴロ転がっていったし 笑(途中で引き上げてくれた人には感謝です)。
そうして、見事な「倍返し」を食らって終幕した。
京都大作戦では主催者、観客の一本締めの後に終幕の垂れ幕が下りる。

今回で通算4回目、2年ぶりの参加となった京都大作戦だったけれども、終始曇りで(途中雨がぱらつくことがあったが)、それほど暑くならず、快適に過ごせた。そして、このフェスは会場にゴミが殆どないと評判だけども、本当に会場にゴミが散乱していない、民度の高さが伺えるのが素晴らしい。
あと、何よりも他のフェスと違ってアーティスト同士の繋がりの深さが顕著にみられることだ。10-FEETのメンバーが他のアーティストの演奏中にコラボするなんてしょっちゅうだし、他のバンドメンバーがちゃっかりすステージに乱入するのもあるし。それだけ10-FEETメンバーの人間性が素晴らしいということだろう。
今回参加できたのは本当に幸運だったし(転売ヤー対策もされたけど未だチケット入手困難なフェスです)、こんなにバンドの繋がりで成り立つフェスはそうそうないので、来年以降もやれるならやってほしいし、時間とお金が許すならまた参加したいと思う。
京都大作戦でなくとも、京都に来るのは好きなのです。

番外編
翌朝、ホテルをチェックアウトすると、イノダコーヒーに向かう。以前チェックはしていたものの、行かずじまいだったので行ってみることに。
イノダコーヒー本店。中もレトロな雰囲気だ。

中は3~4人並んでいたけど、割かしスムーズには入れた。今回頼んだのはミートローフセットとアップルクーヘン。朝食にするにはセレブ過ぎる逸品ばかり。
ミートローフも絶品だけど、こんもりと盛られたキャベツの量にも驚きだ。

コーヒーの専門店だけあって美味い。

シメはアップルクーヘン。おっさんでも女子力が上がるぜ。

その後京都駅で土産物を探したり、ブラブラしていたら、SUPER BEAVERのボーカルの人を見かけたのは驚いた。
さて、と嫌~な現実に戻りましょうか。
今回も大分日が開いてしまって申し訳ないのだけれども、先週の土曜日に、10-FEET主催の京都大作戦の3日目に参加してきた。
実は去年も参加予定だったけど、豪雨の為に泣く泣く中止に。そこで去年開催できなかった分の2日分を今年に持ってきて、史上初の4日開催となったのだ(6/29,30,7/6,7の開催)。
地元から高速バスに揺られて、5時過ぎに到着。
どんよりとした天気の響く都。

俺は京都駅に着いたら取りあえず第一旭のラーメン!

というわけでラーメン屋に向かうも…
「開店時間が5:00から6:00に変更になりました」
流石に1時間並ぶのもアレなので、京都駅のトイレに行って、歯磨きとヒゲを剃ることに。その後は京都駅周辺をブラついて、5:30くらいから再び並ぶことにする。すると、既に20人以上が並んでいた。流石は人気の朝ラーメンだけはある。
20分くらい待っていたらようやく店内に案内された。今回注文したのはこれ。
特製ラーメン(サイズは普通)。写真には写っていないが、ビール小もある。

相も変わらずこってりしすぎない絶妙なスープと、豊富なチャーシュー。京都に来たからにはこれを食さずにはいられない。
食べ終わってからはシャトルバスを待つために、京都駅南口のバス乗り場へ。並んだのは約20分くらいだろうか、思ったよりもスムーズにバスに乗ることができた。
シャトルバスに揺られること約50分。ついに念願の太陽が丘の公園に到着する。だが、ここにきて急にトイレに行きたくなってしまった。とはいえ、会場に入るまでずっと並んで待たなければならない。
いつもはトイレに行くのに我慢できない俺だけど、この日は何とか耐えることができた。ゲートオープンまでの大体1時間弱だろうか。これも京都大作戦のテンションのお陰なのかもしれない。
ようやくやってきたぞ、京都大作戦。

万能札(チケットがカードになっている)のチェックを終えて、トイレを済ませたらまずは喉を潤すことに。そこで目に入ったのが、京都大作戦限定のタピオカミルクティー。
人生初のタピオカ、いただきます。

最初はどんな珍味だろうかと覚悟を決めて飲んだけど、タピオカがもちもちしていてほのかに甘くて美味かった。ストローで吸っていたら口蓋垂(通称のどちんこ)にヒットしそうになるので、上手く舌を使ってガードしながら飲んでいた。丸飲みしていたら喉に詰まる危険もありそうなので、しっかりと噛み切って食べたほうが無難だろう。
その後は周辺を散策。
会場唯一の屋内施設の鞍馬ノ間。ここではバスケの試合が行われる。

男前豆腐も出店ブースを構えている。

荷物をクロークに預ける前に、友人からグッズ購入を頼まれていたのでオフィシャルグッズの列へ。こちらは1時間弱並んで、目当てのやつが買えた。その後はクロークの列に並んで手荷物を預けて、メインステージ源氏ノ舞台に向かう。
メインステージではトップバッターのキュウソネコカミが演奏していた。後ろの方で少しだけ観たけれども、「トシローさん」をやってくれたのが良かった。
京都大作戦のフードエリア。Dragon Ashの桜井氏プロデュースの「桜井食堂」は常に長蛇の列だった。

お次はFive State Driveを観るためにサブステージの牛若ノ舞台に向かう。Five State Driveは初めて観るバンドだったけど、スカパンク調で踊れるバンドだ。KEMURIとかが好きな人はハマるだろう。
Five State Driveを観た後は疲れたので鞍馬ノ間で休憩。イスエリアはみんな埋まっているかなと思っていたけど、思いのほか空いていた。イスでウトウトしていたら、何と10-FEETのメンバーが登場して、フリースローをやって盛り上げていた。ロックフェスとバスケのコラボというのがまた面白い。
鞍馬ノ間の座席から。本当に涼しくて快適なエリアだ。

やっぱりビールは欠かせない。

休憩を終えると、再び源氏ノ舞台に戻ってThe BONEZを観る。1曲目の途中からだったけど、何とか最前のエリアまで行くことができた。やっぱりお約束のダイブ&モッシュの嵐で観客を佳境の渦に落とし込む中、「Place of fire」をドロップする。そこで俺のリミッターは外れてテンションがMAXになり、気付いたら観客の頭の上にいた。
最後はSUNTOWNできっちりと締めて、貫禄を見せつけてくれた。
BONEZが終わっても休むことなく、再び牛若ノ舞台へ戻ってBUZZ THE BEARSを観る。「サンライズ」、「クライマー」といった懐かしいナンバーを演奏しだすと、観客はダイブという形ででこれでもかという勢いで応えていく。そこに更に「光り」までドロップされたら観客のボルテージは限界突破するに決まってるじゃないか。
勿論昔の曲だけじゃない、「ライブハウス」という新曲も披露した。俺も含めて観客全体がヘバり気味なった時に、「約束」イントロが流れる。観客の大合唱が始まり、中には泣き出す人もいる。そしてサビになると観客の感情が一気に爆発し、ダイバーの嵐に。その勢いをそのままに、ラストは「雨」で締める。個人的には久し振りに観るバンドだったけど、改めて観客を泣かせるエモーショナルなロックバンドだと感じさせられた。
BUZZ THE BEARSを観た後は小腹が空いたのでフードエリアへ。丁度その頃源氏ノ舞台ではウルフルズが演奏しており、「バンザイ~好きでよかった~」が流れていい雰囲気。その後の「ガッツだぜ!!」が中年の俺としてはグッときた。
その時に食べた大きなチキン。意外と細かい骨が多くて、噛み切りにくいのが難点だけど美味い。

フードエリアをウロウロしていたら、JOYSOUNDのブースに多くの人だかりが。流れているメロディーはサザンオールスターズの「いとしのエリー」だ。それを歌っているのは何と10-FEETのコウイチだった!「ソォースウィ~ト~♪」のところがやけにエモくて、見事な歌唱だった。
次は源氏ノ舞台にてDragon Ashを観る。一発目の曲は何と10-FEETの「under the umber shine」だ!
いくら10-FEETとの繋がりが深いといってもこれを演奏するとは驚きだ。続く曲もこれまた驚きで同じく10-FEETの「2%」だ。どれだけ愛が深いのだろうか彼らは。
「Fantasista」、「百合の咲く場所で」、「LILY」といった名曲を並べ、最後は10-FEETの「RIVER」を繰り出す。ゲストでSIMのMAHもやってきて歌いだしたり、KJが客席にダイブして泥んこになったりと賑やかかつ、絆を感じさせたライブであった。
次はEGGBRAINを観る為に牛若ノ舞台に。EGGBRAINといえばしばらく活動休止になったけど最近になって完全復活して話題のバンドだ。「CROSS THE SKY」の軽快なサウンドでスタートを切り、牛若ノ舞台の観客たちをカチャカチャにし出す。
モッシュ&ダイブでズタボロになった時、「VITAMIN」のイントロが流れる!後はどうにでもなれ!という勢いで俺も暴れたし、観客もダイバーの上にダイバーが重なるくらいの盛り上がりっぷり。ガタイのいいセキュリティ達もどうすりゃいいんだ状態だ。
中でも印象に残ったのが、MCで話していた「10-FEETに恩返しをする為にも、次は源氏ノ舞台で演奏したい」というところだ。源氏ノ舞台をカチャカチャに盛り上げる日を是非とも見せてほしい。
EGGBRAINが終わって、次のMAN WITH A MISSIONを観る為に再び源氏ノ舞台へ。一体何往復したのだろうか。俺が到着するころには既に演奏が始まっており、「FLY AGAIN2019」が流れていた。
もうテンションMAXになっているにも関わらず、「databass」で容赦なく仕掛けてくる。俺は残念ながらその時トイレにいて乗り遅れたのが悔しい。本当は最前で楽しみたかったけど、あまりにも人が多すぎて断念し、後方で酒を飲みながら観る。最新曲の「Remember Me」からラストの「Emotions」まで披露し、ワールドワイドに活躍する実力を見せつけた。
そして最後は源氏ノ舞台にて主催者であり、大トリの10-FEET。登場曲の「そして伝説へ」が流れると観客の歓声と共に荘厳かつ神聖な雰囲気に包まれる。
おびただしい10-FEETタオルが掲げられた中、繰り出された曲は「ヒトリセカイ」だ。全体をしっとりと、伸びやかに包み込む。TAKUMAの「友達を呼んでいいかな?」と切り出すと、あの2頭、MAN WITH A MISSIONのジャンケンジョニーとトーキョータナカが登場し、「super stomper」で観客が一斉に飛び跳ねる。
どこか温かい関西弁ラップ調の「1size FITS ALL」、最新曲の「ハローフィクサー」を繰り出し、京都作戦ではお馴染みの大阪籠球会をゲストに迎えた「goes on」で観客を一気にヒートアップさせる。
そんな熱狂な会場を今度は「太陽4号」でガラっと空気を変える。歌詞の中の「まあいいやが増えました」で絶妙に引き込まれる。
そんな温かい空気になったかと思いきや、今度は鉄板の名曲「RIVER」をドロップして観客の感情を爆発させる。盟友のKJも途中で登場してきて、観客のスマホを掲げさせて天の川を作らせたりとここでも絆を見せつけられる。最後は「蜃気楼」を演奏して観客と見事な一体感を生み出した。
その後のアンコールでは、藤井フミヤの「TRUE LOVE」で観客と大合唱して、お次の2%では何とTAKUMAがベースを、NAOKIがギターを弾くという型破りな演出を見せつけてくれる。しかも最後までかりと演奏できてるし 笑 TAKUMAのNAOKIに対しての「ベース弾けんわ!」「こんな重いモン持ってグルグル回ったりとかアホちゃうか!?」というMCも絶妙だ。
そしてアンコールのラストは、「その向こうへ」。ここまで温かく、激しく、熱く揺さぶられた時にこんな曲を投下されては観客は皆テンションが上がらないはずはない。俺も途中で落ちそうになりながらも観客の上をゴロゴロ転がっていったし 笑(途中で引き上げてくれた人には感謝です)。
そうして、見事な「倍返し」を食らって終幕した。
京都大作戦では主催者、観客の一本締めの後に終幕の垂れ幕が下りる。

今回で通算4回目、2年ぶりの参加となった京都大作戦だったけれども、終始曇りで(途中雨がぱらつくことがあったが)、それほど暑くならず、快適に過ごせた。そして、このフェスは会場にゴミが殆どないと評判だけども、本当に会場にゴミが散乱していない、民度の高さが伺えるのが素晴らしい。
あと、何よりも他のフェスと違ってアーティスト同士の繋がりの深さが顕著にみられることだ。10-FEETのメンバーが他のアーティストの演奏中にコラボするなんてしょっちゅうだし、他のバンドメンバーがちゃっかりすステージに乱入するのもあるし。それだけ10-FEETメンバーの人間性が素晴らしいということだろう。
今回参加できたのは本当に幸運だったし(転売ヤー対策もされたけど未だチケット入手困難なフェスです)、こんなにバンドの繋がりで成り立つフェスはそうそうないので、来年以降もやれるならやってほしいし、時間とお金が許すならまた参加したいと思う。
京都大作戦でなくとも、京都に来るのは好きなのです。

番外編
翌朝、ホテルをチェックアウトすると、イノダコーヒーに向かう。以前チェックはしていたものの、行かずじまいだったので行ってみることに。
イノダコーヒー本店。中もレトロな雰囲気だ。

中は3~4人並んでいたけど、割かしスムーズには入れた。今回頼んだのはミートローフセットとアップルクーヘン。朝食にするにはセレブ過ぎる逸品ばかり。
ミートローフも絶品だけど、こんもりと盛られたキャベツの量にも驚きだ。

コーヒーの専門店だけあって美味い。

シメはアップルクーヘン。おっさんでも女子力が上がるぜ。

その後京都駅で土産物を探したり、ブラブラしていたら、SUPER BEAVERのボーカルの人を見かけたのは驚いた。
さて、と嫌~な現実に戻りましょうか。
