ライブのブログを書くのは2年振りだけど、何とか書いてみようと思う。
先日京都で開催されたROTTENGRAFFTY主催のフェス「ポルノ超特急」の2日目に行ってきた。

実を言うと今年初のライブだったのだ。本来であれば7月の京都大作戦と8月のフジロックに行く予定だったが、コロナの感染拡大等の影響で断念せざるを得なかった。
そんな風潮だったので今年のライブはほぼ諦めていたけれども、コロナの感染者が8月に比べると少なくなってきたことと、久しぶりに生の音楽を聴きたいという欲求に駆られてチケットを購入したのだ。

コロナ禍のライブ・フェスということなので食事以外はマスクの着用の徹底、飲酒の禁止(持ち込みも不可)、ソーシャルディスタンスの徹底(モッシュ・ダイブも当然できない)、観客の声援の禁止などといった規制がかかったものだったけど、それでも好きな音楽をPC上でなくライブで聴けるという利点は大きいのだ。

12月18日 5時頃。地元より高速バスで京都駅に到着。雪がちらつく中、駅の公衆トイレで歯磨きと髭剃りという旅の朝のルーティンを終え、とある場所に向かう。

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京都 第一旭。

夜行バスで京都に着いた朝はここのラーメンを食べるのが好みだ。6時の開店前に10人ほど並んでいたけれども、運よく開店と同時に店内に入ることができた。

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今回頼んだのは特製ラーメン。朝食としては超ボリューミーではあるが、ここのスープは絶品だ。

朝ラーメンの後は電車の時刻までかなり時間があるので、駅地下のイスでひたすら時間潰し。俺一人だけだから何とかなったけど、これでツレがいたら確実にキレられただろう。

10時くらいにコインロッカーに荷物を預けて、地下鉄で竹田駅に向かう。竹田駅を降りて約15分ほど歩いて会場となる京都パルスプラザに到着。

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ポルノ超特急は3年振りの参戦。

例年だとリストバンドの交換だが、コロナ禍の現在ではスマチケを見せてからの入場となる。検温とアルコール消毒を終えて、特製の消毒スプレーを貰ってから会場に入るのだ。

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陽キャの皆様はこういうところで集合写真を撮る。

主催者のROTTENGRAFFTYとMCのやべきょうすけ氏の挨拶と恒例の「出発&進行~♪」の後、この日のトップバッターのDizzy Sunfistが登場。現在のメンバーで観るのは初めてだ。新旧のナンバーを程よく織り交ぜて楽しませてくれた。

次はハルカミライ。コロナ前にも観たことがあったけれども、コロナ禍の規制された中においてもエモーショナルさは半端なく、暴れられない観客の分まで動き回ってくれていた。ライブの終盤辺りに睡眠不足がたたってかなりフラフラになってしまったが…

3番手はNOISEMAKERだったけど、トイレ及び休憩の為途中で離脱。

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桜井食堂のチキンカレー。

再びライブ会場に戻って四星球を観る。本番前のリハーサルではTHE BLUE HEARTSのトレイントレインをやって盛り上げてくれたが、本番ではボーカルがサンタクロース姿に扮して登場して更に盛り上げる。その他でもROTTENGRAFFTYの「響く都」をカバーしたり、メンバーをイジったりして場を温める。笑い声は無かったけど、観客のマスクの下はニコニコだったに違いない。最後は用意したセットを使って「ロットンLOVE」という文字を表現してROTTENGRAFFTYへの愛を伝えてくれた(無理矢理)。

5番手はFear and loathing in Lasvegasだ。終始ダンサブルなナンバーをかき鳴らして観客を躍らせてくれた。今まで何度も観たことがあったけれども、今回のライブを観てマイブームが再燃した。

6番手は10-feet。ROTTENGRAFFTYと盟友であり、同郷の3ピースバンドだ。この日は「アオ」や「シエラのように」といったコロナ禍に作った曲をメインにしつつ、ロットンの代表曲である「金色グラフィティー」のカバーに加えて10-feetの代名詞である「RIVER」を混ぜて観客を盛り上げた。
最後に時間がないといって「その向こうへ」を途中で切り上げて終えたのも微笑ましかった。

そして最後は大トリのROTTENGRAFFTYだ。GtのKazuomiが療養による不参加の為、ギターの音だけ録音形式で行うライブとなった。SEの「610行進曲」と共にメンバーが登場して繰り出した曲は「ハレルヤ」だ。YOUTUBEでは何度も聴いてカッコイイ!と思っていた曲だけど、実際聴くと金色グラフィティーやTHIS WORLDと肩を並べる必殺チューンだった。他にも最新のアコースティック曲の「Goodby to Romance」に加えて「銀色スターリー」、そして十八番の「金色グラフィティー」で〆る。アンコールでは本家本元の「響く都」をドロップして集大成とした。


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また来やすよ。

その後は京都駅に戻って店探し。行こうと思っていた店が予約で一杯だったので、探すのに難儀した。
そんな時に見つけた店が「麺どころ晃庵 京都駅前店」である。

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まずは生ビール!

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ふぐの天ぷらと合鴨ロース。

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獺祭 三割九分 甘くて水のようであった。

こうして久しぶりの京都を満喫させて頂いた。

翌朝

チェックアウトまでホテルでひたすら横になる。前日からの疲れとライブ中のヘドバンで首が痛いのでじっと待機。

出発前に京都駅構内のイノダコーヒーに向かう。当初は本店に行こうと思っていたけれども、時間があまりなかったので構内の方で良いと判断した為。

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ビーフカツサンド。お値段はお高めだったけどジューシーで美味。

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食後はチーズケーキとコーヒー。

その後土産を買って地元に戻った。

京都に行ったのは一昨年の京都大作戦以来であり、約2年ぶりのライブ鑑賞であった。コロナ禍での規制がかかったライブで、かつての合唱ありの暴れるライブをずっと体感してきた者としては楽しめるか不安があったけれども、それらは見事に払拭された。生のライブは何と言っても音の大きさが違うし、地面からドラムやベースの低温がズン!ズン!とくる。こういったものはいかに高いオーディオ機器を導入しても再現は不可能だろう。そして、アーティスト側からも声を出したり暴れたりできない観客の分まで動き回り、歌い叫んで盛り上げようとする姿勢が随所に見られた。規制があったとしてもライブができるのとできないのでは雲泥の差があるのだ。

この先はオミクロン株が拡大して第6波が到来するので、当分は様子見ということでライブやフェスも難しいと思う。それでもデルタ株が猛威を振るった頃と比較するとワクチンの流通に加えて飲み薬も供給されるだろうから、ピークを過ぎればまた規制されたものが再開されるだろうと勝手に予測している。

かつてはライブ参戦も引退かなと思っていた時期もあったけれども、やっぱり生のライブは俺にとって欠かせないものだ。
来春以降もまた行きたいし、フジロックにも行きたい。